FXのボリンジャーバンドとは?|相場の「勢い」と「行き過ぎ」を見抜く武器

インジケーター活用術

「値動きがバンドの外に飛び出したらどうすればいいの?」
そんな疑問を持つ初心者に向けて、ボリンジャーバンドの仕組み・見方・使い方をやさしく解説します。

1. ボリンジャーバンドの基本構造

ボリンジャーバンドの構成図ボリンジャーバンドは移動平均線+統計学を組み合わせたインジケーターです。

  • ミドルバンド: 一定期間の移動平均線
  • +1σ / −1σ: 移動平均から標準偏差1倍
  • +2σ / −2σ: 標準偏差2倍 → 値動きの95%が収まる
イメージ:
値動きが「±2σ」を飛び出す=行き過ぎのサイン。
ただし、強いトレンド時はバンドウォークが発生する点に注意。

2. 基本的な使い方

  • 逆張り: バンド外に出た→平均に戻る動きを狙う
  • 順張り: 強いトレンドでは「バンド沿いに進む」=バンドウォーク
  • レンジ相場: ±2σタッチで逆張りの目安

3. シナリオで理解する

シナリオ①:逆張り

  • 価格が+2σにタッチ → 売りエントリー
  • ミドルバンド到達で決済

シナリオ②:順張り

  • 価格が+2σに沿って上昇 → バンドウォーク
  • 押し目買いでトレンドフォロー
注意: 逆張りと順張りを見極めるには「相場環境(トレンド or レンジ)」を必ずチェック。

4. よくある誤解

  • 「バンド外=必ず戻る」 → 強いトレンドではそのまま進む
  • 「2σタッチで即エントリー」 → 他の根拠と組み合わせて精度UP
  • 「万能インジ」 → 単体ではなく移動平均やRSIと組み合わせる

5. まとめ

ボリンジャーバンドは「相場の勢い」と「行き過ぎ」を見抜く強力なツールです。
ただしトレンド or レンジを見極めないと逆効果になることも。
RSIや移動平均と組み合わせて、エントリー判断を補強しましょう。

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