FXのRSIの基本と活用法

インジケーター活用術

RSIとは?

RSI(Relative Strength Index)は、一定期間の上昇幅と下落幅を比較して0〜100で示すオシレーターです。買われすぎ/売られすぎの目安だけでなく、勢い(モメンタム)の変化を早めに捉えるのに向いています。

✅ 一言でいうと:
「値動きの偏り」を数値化して、過熱や勢いの変化を教えてくれるメーター

基本の見方(しきい値と50ライン)

  • 70以上: 過熱=買われすぎゾーン(利確・反落注意)
  • 30以下: 過熱=売られすぎゾーン(反発注意)
  • 50ライン: RSIが50より上=上昇優勢/下=下降優勢の地合い判定に有効

最初は期間14が標準。短くすると反応は速いがダマシ増、長くすると滑らかだが反応が遅くなります。

エントリー活用法(テンプレ)

  1. 順張り回帰: 上位足が上昇トレンド(RSI 50超)なら、執行足でRSIが40〜50付近まで冷却→再上昇で買い。売りは逆。
  2. レンジ逆張り: レンジ相場で30割れ→30回復を買い、70越え→70割れを売り(節目やMAで裏付け)。
  3. ブレイク継続: 強トレンドでRSIが60〜80帯に滞在しやすい(弱なら20〜40)。「張り付き」は継続のサイン。
✅ 具体例:上位足H4が上昇(RSI>50)。
執行足M15でRSIが45→50へ再上昇、直近高値ブレイクでエントリー。
SL=押し安値の下/TP=前回高値 or RR≥1:1.5。

ダイバージェンスの使い方

強気(ブル)ダイバージェンス: 価格は安値更新、RSIは切り上げ → 売り圧の弱まり=反発サイン。

弱気(ベア)ダイバージェンス: 価格は高値更新、RSIは切り下げ → 買い圧の弱まり=反落サイン。

コツ: ダイバージェンスは節目・トレンドライン・MAと重ねて根拠を増やすと精度UP。

設定と組み合わせ(最初のセット)

  • 期間: 14(標準)→ スキャは9〜12/スイングは21〜28も試す。
  • 併用推奨: MA(方向判定)、ボリンジャーやATR(ボラ判定)、水平線(節目)。
  • 時間足: 上位足(H4/D1)で地合い→執行足(M15/M5)でトリガー。

よくある落とし穴と回避策

❌ 落とし穴1:70で即売り・30で即買い(強トレンドでは張り付きやすい)
50ラインと上位足方向で地合いを合わせる。
❌ 落とし穴2:RSIだけで判断
MA・節目・価格アクションで根拠を二重三重に。
❌ 落とし穴3:指標直前直後に逆張り
発表30分前後は見送り、落ち着いてからパターン再開。

サイズ計算(安全運転)

RSIはトリガーであって、リスク管理は別軸。ロットは以下で固定しましょう。

✅ ロット計算(USD/JPYの目安):
ロット =(口座残高 × 1〜2%)÷ 損切幅(pips)÷ 100
例)残高10万円・損切40pips・リスク2% → 10万×0.02÷40÷100 = 0.05ロット

まとめ

RSIは過熱・勢いの変化を数値で掴める強力な補助ツール。
上位足の地合い(50ライン)→ 執行足の再加速/ダイバージェンス → RR管理の型に落とし込めば、再現性が高まります。

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